イーデザイン損保 保険料見積もり

イーデザイン損害保険株式会社自動車保険の見積もりをしていて、他のダイレクト系損保では見積もり不可となるケースでも見積もりできるパターンがいくつかあることに気付きました。
意図的にそうしているのか、そこまで気が付いていないのかはっきりしない部分もあるのですが、そのことに多くの人が気付くところになれば、その部分に該当する契約がイーデザイン損保に集中する可能性があります。
なお、このことは、このブログを書いている6月14日(日)現在の状況ですので、今後イーデザイン損保が対応して状況が変わってくるかもしれません。
 

契約者年齢20歳未満

イーデザイン損保は、契約者年齢が18歳以上なら見積もり可能です。これは最初の画面に「お客さまは満18歳以上で、日本国内にお住まいの個人です。」と記載があることからも明らかです。実際、契約者=記名被保険者にして、記名被保険者の生年月日を平成3年1月1日にしてやってみたら、保険料を出すところまでは行けました。見積もりができるのに契約させないというのは考えられませんから、おそらく契約も可能でしょう。勿論、最初の画面に「※20歳未満の方は、親権者の同意が必要です。」とありますが、実際にその同意の証明を保険会社が取り付けるのか疑問です。
ダイレクト系損保は未成年(20歳未満)の契約者の引受は少なくともWebでは行っていないかと思います。ネットで親権者の同意を取り付けるのは、現実的ではないからでしょう。
今までは、未成年はネットでの自動車保険加入の選択肢がなかったのですが、イーデザイン損保なら可能ということです。もともとイーデザイン損保が若い人をターゲットと考えているなら、ある意味当然の帰結と言えるかもしれません。
 

車種による引受制限の有無

「イーデザイン損保の自動車保険(其の弐)」トヨタ ランドクルーザー(型式:UZJ100W)の見積もりができた時に、おや?と思ったのですが、イーデザイン損保は車種による引受制限が緩いまたはないように思われます。
トヨタ ランドクルーザーと言えば、ここ2年はハイエースにトップの座を譲ったものの盗難される率が高い車種で、ほとんどのダイレクト系損保では少なくとも車両保険の引受は行っていないと私は認識しています。
1車種だけではたまたまかもしれないので、ニッサン シルビア(型式:S15,初度登録:H14年),ホンダ インテグラ(型式:DC5,初度登録:H18年),ホンダ S2000(型式:AP2,初度登録:H20年),三菱 ランサーエボリューション(型式:CZ4A,初度登録:H20年)で調べてみました。調査対象とした損保は、ソニー損害保険株式会社そんぽ24損害保険株式会社三井ダイレクト損害保険株式会社SBI損害保険株式会社チューリッヒ保険会社アメリカンホーム保険会社です。結果は↑の全車種について、アメホだけは普通に車両保険込みでの見積もりを出せましたが、それ以外の損保はやはり何らかの引受制限がかかっていました。
イーデザイン損保は、↑の全車種についてアメホと同じく普通に車両保険込みでの見積もりが可能です。
アクサ損害保険株式会社を含めなかったのは、あそこだけはログオンしなければ見積もりできないのですが、それが面倒だったからです。)
 

貨物車・キャンピング車

イーデザイン損保自動車保険で引受可能な車種は、自家用8車種です。そこまでは大したことないのですが、なんと!、自家用普通貨物車(0.5t以下),自家用普通貨物車(0.5t超2t以下),キャンピング車を Web で見積もり・契約可能としています。ただし、車両保険をつけることができるのは、自家用普通貨物車(0.5t以下)だけです。
他のダイレクト系損保では、認可上引受可能であっても Web での引受は行っていません。(そもそも認可のない損保もあります。その件は3月2日のブログにて→「ダイレクト系損保の自動車保険の用途・車種」
なお、自家用普通貨物車(0.5t超2t以下)では、車両価額を取得する仕組みがうまく動いていないのかエラーメッセージが実態に合っていないのか、「入力された型式と初度登録年月のお車では車両保険をつけることができません(初度登録年月の入力が誤っている可能性があります)。」という警告が出るようです。この場合でも先に進めますが、車両保険をつけることはできません。
それでも、Web での契約でこれらの3車種の受け入れができていることは有利と言えるかと思います。
 

推奨以外のブラウザ

イーデザイン損保の[サイトのご利用規定]の推奨ブラウザの項目には以下のとおり OS・ブラウザの指定が記載されています。

[OSのバージョン]
Microsoft WindowsXP
Microsoft WindowsVista
[ブラウザ]
Microsoft Internet Explorer 6.0
Microsoft Internet Explorer 7.0
Mozilla Firefox 3.0

しかし、ブラウザチェックは結構いい加減らしく、Slipnir(ウチのデフォルト)でも見積もりが可能でした。
一般的に、ダイレクト系損保の見積もり画面は、推奨OS・推奨ブラウザでないとまず動きません。見積もり以外の画面は大丈夫だとしても、見積もり画面はその後の契約締結・保険料入金に直結するのできっちりチェックしていて推奨外の場合は入口で撥ねられます。一方で、代理店系損保の見積もりは指定されたブラウザでなくとも動くことが多いです。そこは、見積もりまでしかせずに、実際の契約締結・保険料入金は代理店でするので、サイトの不具合があっても保険契約に大きな影響はないからでしょう。
多分、イーデザイン損保はこの辺りを東京海上日動火災保険株式会社の感覚でやってしまっているのではないかと思います。インターネット割引が10,000円と大きいだけあって、トラブルの種になりそうなところだと思います。